2005年06月27日

KERA・MAP#004 ヤング・マーブル・ジャイアンツ

Young Marble Giants
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
場所:吉祥寺シアター

 演劇を今回のようにふらっと劇場に行って当日券で観るというのは初めてでした。
 会社の近くの劇場なので、一度はそこで芝居を観ようとは思っていたんだけど、それが今日になるとはねぇ・・・って僕の意思のさじ加減一つなんだけどね。

 仕事をしようと会社に行ったものの、時間的に夜の部とかそろそろ当日券販売じゃねー?とふと考えついてシアターをのぞいて見ると、表に人がたまってるし今から一芝居ありそうだという雰囲気が漂ってきまくりです。そしたら居ても立ってもいられず、もう行く気満々。スタッフの人に聞いてみると、並んでる人が当日券待ちらしいし。
 でも並ぶのはイヤだから(だって役者も演出家も知らないし、そんな必死こいて観たくてシアターの前を通った芝居じゃないから、ってどういうテンションなんだか・・・)、開場までの1時間ほど仕事をしてました。それでも当日券が買える予感はしていたものの、ちょっとばかし不安でした。
 不安は半分的中し、立ち見。それも2時間45分の長丁場。でも僕にしてみれば、30分並ぶ位なら3時間弱立ちつづけているほうがましというもの。実際に終わってみればあっという間でした。舞台自体面白かったし、3時間弱座りつづけるほうが、お尻いたくなったりして時間を気にするものなのかもしれませんね!

 っていうか、当日券と前売りの金額が2,000円も離れているのには、ためらいがあったけど、僕の意思はそんなことでは曲げられません!(でも並ぶのはイヤ!)
 実際買ってみると立ち見だからでしょうか、表に書いてある金額より1,000円安く観られました。
http://www.sillywalk.com/nylon/part-time/0505_8.html
#ココ観るとわざと当日券は高くしているらしい。僕は1.5倍の金額でも観れて良かったと思ってる一人です。

 さて内容のお話。35人という大所帯の舞台は初めてで、その人数だからこそできる演出効果がすごく新鮮で面白かったです。
 舞台の右側と左側で別のストーリーが展開するということ自体、舞台慣れしてない僕には興味深いのに、(役の上で)同じ人間が同時に出てきてストーリーを展開するというのは、驚かされました。同じ人間が同時に同じことをしゃべり、同時に同じ動きをするということもあったし、ラストは別の空間別の時間(または別の世界)における同じ人間が同時に別々のことをしゃべりだす。あんなのありえないじゃないですか。あの瞬間背筋がゾクゾクきました。なんか変な汗かいちゃったんですが。
 映像だと画面分割のようなもんでしょうけど、限られた部分だけを見ていればいい映像とは違い、舞台は全景を観ているなんてことはあまりないわけで、スポットライトがあたっているところを目で追っていくのが舞台だと思っているから、舞台上全てでがやがやとやりだされると参ってしまいますね。それがしかも全て同じ人間!男女の組がいくつもでてくるんですが、最後は何組出てきたのか全くわからなくなってしまいました。全員参加だったのでしょうか。
 しかも、それだけの大所帯でやりながら、「赤鬼」のときに新鮮味を感じた一人数役による舞台ならではの効果も使われているところが、上手いですよね。

 さてさてストーリーのお話。ネタバレです。
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posted by なす at 01:45| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月17日

ゼブラーマン

監督:三池崇史

 めちゃくちゃアホなのにすげーカッコいい…とりあえずそんな感想です。
 でも比較的途中までつまらないです。たらたらと説明があったり、前置きが長かったり。中性子爆弾の名前が出てくるくらいから一気にアホさ加減とカッコよさが増します。「中性子爆弾 MADE IN USA」はないだろ( ̄m ̄*)
 渡部篤郎久しぶりに見た気がするけど、僕この人好きなんですよね。ゼブラーマンもいいけど及川の役どころもおいしそうです。

 「そんな顔しないでくださいよ…みんな頭がおかしいんだ。それでも生きていかなきゃならないんですよ」なんて名台詞のすぐ次のシーンで橋の上でおっこちそうになって橋げたにちょこんと座るゼブラーマンとかいい感じです。
 この間音楽すごくシリアスだし、芝居もシリアスなんだけど、どうしてもあのカットだけは笑えて、頭に残ってしまいましたね。
 
 さて残っているクドカン脚本は「真夜中の弥次さん喜多さん」「タイガー&ドラゴン」くらいかな。とりあえず追いついた感じかな

#ところで「俺の背中に立つんじゃねぇ」って哀川翔の決め台詞なんですか?
posted by なす at 00:55| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月15日

キューブ2

CUBE2
監督:Andrzej Sekula

 今更借りなくてもよかった…orz
 キューブの設定だけは、グレードアップしてるんだけど、はっきり言ってこのタイトルにそんなところは期待しないでしょ。キューブじゃなくてテセラクトだとか、天才ハッカーだとか、巨大軍事メーカが影にちらついたりとか。確かにそういうのを聞くだけでわくわくするんだけど、ただそれだけ。何がやりたかったのかホント不明でした。

 空間のクロスオーバーとか収縮する空間だとか、題材としては面白そうなんだけど、使いこなせていないというか、設定が甘いというか。僕が単にバカなだけかもしれないけど、無意味に理論物理学者だとか量子空間だとか理論上の存在などの言葉を持ち出しているだけで終わっている気がする。
 これだけ複雑味を持たせておきながら 謎の数字「60659」がそんなものだなんて…

 あとミイラがちゃっちい。いくらなんでもひどすぎ。つうか逆にああいうマネキンのほうが怖いのかも(w
posted by なす at 01:34| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(1) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月13日

機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者

機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者
監督:富野由悠季

 映画館の前を通りながら、一人でZ見るのもなぁ・・・と悩んでいたところに、1年くらい会ってない友人から電話。出てみるとZガンダム観に行かない?とのお誘い。俺の意思が彼に通じたんでしょうか。自分でも不気味なくらいに、ジャストなタイミングでした。

 ちなみに僕はZを全編通して観たことないです。あと劇場版に対する知識も全くなかったので、最初のうち、なんかノイズが入ってるし、線が太くて今のアニメっぽくないし、なにこれ?って思って観てました。監督/作監が、旧作の雰囲気を継承してわざとやっているのか?と思ったくらい。
 観ていくうちに、明らかにキャラも撮影も雰囲気も変わってるじゃん、というカットに何度か出くわして、ようやくオール新作じゃないのね、と理解してきた次第。

 しかし、キャラの顔が旧作/新作カットでころころ変わるから、レコアさんが地球で囚われているときとか、しばらく誰だかわからなかったですよ、まじで。
 別に旧作カット使うのは、アニメ史に残る作品に対してリスペクトする意味があると思うし、それがマイナスになるとは思わないけどね。カットごとにいかにキャラを似せるかを気にするのがアニメだと思っているんで、こういうサンプリング的なものも演出として効果あるんだなとはミョーに納得してました。

 ただ展開がめちゃめちゃ早いから、今回の劇場版からZを観ようと考えている観客(少なくとも自分)は話がついていけない。そういう観客は相手にされていないのか?Z2までにはDVD借りて全編観ておくしかないのかな。

 しかし後半はアクションシーンでの新作カットが多くて見ごたえがあった。ここんところ、メカのアクションなんてご無沙汰なので、ものすげー面白かった。あんなの誰が描けるんだ?(;´Д`)ノ
 あとキャラではアムロとシャアの邂逅シーンは当然といえば当然のごとく新作。そこも見ものです。
posted by なす at 01:44| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月05日

バタフライ・エフェクト

THE BUTTERFLY EFFECT
監督:Eric Bress & J.Mackye Gruber

 全体的にネタバレ含むのでご注意を






 『河童』?いや、あそこで終わってたら芥川龍之介のあの作品みたいだな、と思っただけなんだけど。途中、話が見えにくくなってて飽きてくるが、ラストはちょこっとだけ救われる物語。

 オムニバスで数編流しながら、実は裏では1つに繋がっているというストーリー構成は、たまにみかけるが、完全にif(じゃないかもしれないけど、そこは重要じゃないと思う)の世界を使って、エヴァンが少年期の喪失した部分を明確にしていくという、変わった構成の作品。小粒ながら良作だと思います。

 元々記憶については自分なりの興味や解釈はあるんだけど、この映画は観終わった後、俺も記憶の書き換えできるんじゃねーの?くらいに思ってしまった…
 記憶の再構築をした上で、自分がたどってきた運命すらも変化しているし、自己の肉体すらそれに従うという、僕にとってはものすごく興味深い世界。
 いや、確かに記憶が全てなんだよね、僕は朝起きたときに昨日までの自分を思い出す、という作業をするが、そこにあるのは、毎回同じ自分だし周りも同じ。だから自分が生きてきた年数分は少なくとも連続していると思い込んでいるわけだが、実際にはそうではないのかもしれないという心持は少なからずあるわけで。

 エヴァンは、記憶の再構築した後、構築の開始部分から現在までの記憶は持っていないし、逆に再構築する前の少年期と青年期の記憶(例えばダイナマイト爆破における数回のやり直しや、その後の大学生活や刑務所の記憶)は持っているという不思議な構造をしている。
 仮にそういう記憶の持ち方がありならば、人間はまっとうな社会生活ができるんだろうか?ラスト手前みたく精神病棟に入れられるのがオチだと思うんだが。冒頭にも書いたようにラストはちょっと切なく、でも救われる終わり方をしているが、エヴァンはそこできちんとした社会人らしく振舞われているのがちょっと不思議だった。

 いや、自分でもまだまとめきれてないかな。まあこういう記憶に関する映画って、冒頭にラストの1シーンを持ってきやすいんですかね。メメントとか…って1つしか出てこないや。それに比べると全然気持ちのいい作品ですけど。
posted by なす at 23:00| 東京 🌁| Comment(82) | TrackBack(11) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月30日

アール・デコ展-きらめくモダンの夢

ART DECO 1910-1939
東京都美術館

 アールデコって美術やデザインにおける一時代の様式だと、ずっと思っていたけど、20世紀前半2つの大戦の間の文化なのね。
 アールデコって言えば、幾何学模様、ヴィヴィッドな色使い、コントラストのはっきりした色彩、というイメージだったけど、様々なものを吸収して展開されて、現代へも影響を及ぼしているということを学びましたよ。
 ピエール・シャローの書斎机とか「修道女」と銘打たれたスタンドとかめちゃくちゃ欲しい。

 最初のほうにアナトール・フランスの「バルタザール」の装丁が展示してあって、考えたら芥川龍之介とかがリアルに見ていた欧米の芸術が、ちょうどアールデコにあたるんだな、なんてことを思いつつ観てると面白いです。明治大正期の小説ずきなんで、そういう見方もできて、いろんなことを収穫できた展覧会でした。

 ちょうど上野では、他にも注目度の高い展覧会が開かれてたので、駅前から文化会館辺りは結構人が多くて、混んでたらイヤだなとは思っていたけど、会場はそんなに人も多くないし、ゆっくりみれてよかったです。
 でも宝石類は混んでた。逆に東京都美術館で一番メインはりやすい階段脇は空いてるけど別に見ごたえのあるものではなかった。小休止する場所として機能していた?
posted by なす at 01:05| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

交渉人 真下正義

交渉人 真下正義
監督:本広克行

 一言で言うなら、仕事にかけるおっさん(失礼!)達の映画。真下が主人公なんだけど、どちらかというとその交渉術や現場の指揮能力よりも、木島(捜査一課)、片岡(TTR総合司令室総合指令長)、熊沢(線引屋)の熱演に心打たれました。なんかプロジェクトXみたい。

 正直観る前は、真下もしくはユースケサンタマリアによく頑張ったからご褒美をあげよう、という映画だと思ってた分、いい意味で裏切られて面白かったです。結構映像もスリリングでしたし。

 エンドロールで十川誠志脚本と出てて、ン?とか思ったけど、調べたらやっぱりアニメで結構名前出てくる脚本家ですよね。「逮捕しちゃうぞtheMOVIE」は観てるんだけど、それを思い出します

以下ネタバレ含みます

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posted by なす at 00:41| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(6) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月26日

TAXi3

TAXi3
監督:Luc Besson

 冒頭からオープニングにはちょっと期待させられたけど、結局は前作の流れをくむおバカ映画。
 MTB、ローラーブレードのアクションがあって、スタローンとくれば、期待しないわけにはいかないんだけど。オープニングは時間かけてそうな作り込みだし。女サンタだし(*^-^*)
 でもそれ以降は、どれも出てこなくてなんか個人的には尻すぼみな映画だった。ローラーブレードはちょっと出てきたけど、アクションというほどのシーンはなかったっしょ。

 今回はエミリアンのボケが少なかったように感じるかな。その分署長のシーンに期待してしまった。こちらは期待通りでしたけどね。
posted by なす at 00:05| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月25日

TAXi2

TAXi2
監督:Luc Besson

ついこの前に観たのに、すっかり忘れて再度レンタルしてしまった…
こういうおバカ系は何も気にせず観るに限ります。日本の防衛庁長官(だっけ?)の来日というイベントが題材になるので、日本人としては、思考を放棄して笑いに徹しないと観てられない作品かも。カーアクションって結構好きなんだけど、記憶に残っていることもあるせいか食傷気味。署長とエミリアンのバカさ加減でもっているような映画ですね。ニンジャー!とエミリアーンはちょっと面白かった。

 言葉がわからないと役者の台詞回しが巧いのか下手なのか、いまいちわからないように、逆に制作サイドが日常使う言葉と異なる言語の台詞があると、それがいいのかわるいのかわからないんじゃないだろうか。一応日本語指導(?)みたいなのはあるのかもしれないけど、監督などとどこまでつめたのか疑問。少なくともあの日本語の台詞回しは萎える。
 まぁ日本でも英語喋らせるときには英語指導が入るが、指導者も首を捻りつつ、どっかで妥協して、監督がOK出してるしいいか的な雰囲気が漂ったりするけど。。。
posted by なす at 23:30| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月23日

インファナル・アフェアII 無間序曲

INFERNAL AFFAIR II
監督:Andrew Lau 劉偉強

 元々Iの設定からしてヤン(トニー・レオン)とラウ(アンディ・ラウ)がそれぞれ潜入捜査官/マフィアという複雑さがウリの1つになっていたと思うが、IIではさらに人物の関係を追うのが大変だった。観終った後、紙に相関図を書いてみたけど、書き出してみると結構まとまるもので、それほど複雑でもないかと思ってしまったり…。
 中心になるのはヤン、ラウ、ウォン(アンソニー・ウォン)、サム(エリック・ツァン)の4人。それぞれがそれぞれ絡み合っていて、その関係性はIでまとまっているし、4人を書き出した上でクワン、ハウ、マリーを付け足すと、話の筋をまとめることができる模様。確かにクワン暗殺の首謀が誰で、さらにそれを教唆したのが誰かを追ってくと図自体はごちゃごちゃしてくるんだけど。

 と何が複雑にさせているのかをごちゃごちゃ考えたところ、結論としては若き日のヤンとラウの区別がつかないのが問題ということに。
 Iもその二人の若き頃のエピソードでは、同じような印象を受けたけど、今回はそこが中心となるだけにさらに意味がわからなくなってた。文脈やそのシーンにでてくる周辺の人間関係から判断してたもんなぁ。
 香港の俳優は元々よくわかってないけど、オフィシャルサイト見ても、ショーン・ユーとエディソン・チャウの区別はいまいちどこですればいいのかわからないです。。。オフィシャルにでている顔写真を見る限りでは、ショーン・ユーのほうがちょっと面長でほっそりした感じ、なんですかね。
 俺この二人が兄弟だって言われたらたぶん信じるよ?

 最後に内容の感想をちょこっとだけ。IIで誰が一番善人なのかといわれれば、サムになるんだろうか。ラストはサムが香港マフィアのボスになる過程で悪人っぽさが滲みでて、ハウの写真がサムにつけかわることで、Iへの布石になっていくわけだけど。
 でも、たぬき面だし、鳴くまで待とうの家康っぽい、サムの行動は面白かったです。逆にウォンは悪人っぽく見えるのが対照的
posted by なす at 02:25| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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