2005年08月09日

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監督:OLIVER HIRSCHBIEGEL

 めちゃくちゃ怖い…。映像とか関係なくただただストーリーに引き込まれました・・・
 最初は緩い感じで始まるんだけど、実験が始まってからはどんどんエスカレートしてくる看守の行動はマジで怖いです。死者とか出るし。
 どちらかというと、囚人の恐れの心理みたいなものを描いたものかと思っていたけど、それはあまり強烈な描き方にはなってなかったように思う。暗室に閉じ込められるタレクのシーンなどは囚人心理の一端なのかもしれないが、それ以上に看守が暴走を始めるという点でものすごく恐怖を感じた。
 一番大人しそうだった看守役のベルスがラストに至ると別人のようになる。大人しそうで真面目なほど信じられないような残酷なことをする、という意味で近年の犯罪事例に近いものがあるのではないかと。その端緒はタレクの「あんた臭いよ」発言なんだろうが、人間何にキレるかわかんないよね・・・その意味でタレクの発言はかなりの功罪だと思う。

 ただラストの一件落着感はどうかと思うんですよね。看守(特にベルス)に感情移入している人はあまりいないと思うんだけど、看守対囚人の構造で見ると囚人の勝利、そしてその後に余韻として続くタレクとドーラのカットを見ていると、最終的にこれはなんだったの?っていう感じが強いです。下手をすると心にわだかまりを残しながらも、すっきりして終わるという偽善的な後味の悪さが味わえます。
 だいたいにしてドーラが出てくる意味わかんないし。たまたま出会って寝ちゃった男と女がなんで最後までこうやって絡み合ってくるんだろうとか。

 ちなみに実際の事件は死者とかは出ていないらしいです。
http://www.prisonexp.org/
posted by なす at 01:15| 東京 ☔| Comment(2) | TrackBack(5) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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