2005年08月28日

ソウ

SAW
監督:JAMES WAN

 失敗したなぁ。。。オチ(っていうかストーリーを一通り)をあらかじめ教えてもらってたのよね、観るつもりなくて。そういうわけで騙された感が全然ない。ゴードン先生にアダム、雑用係のゼップと元刑事タップ。それぞれの行動が幾重にも絡み合っているのは面白いんだけど、オチがわかっているせいか常に冷静に観てた。
 そういうのを知りつつも恐怖が伝わる作りになっているのはおもしろかったけど。シチュエーションの勝利というか。外の世界が回想を含めて頻繁に出てくるので、限られたシチュエーションというイメージは持たないんですよね。実際不条理だし通常考えられないシチュエーションなんだけど、それでも完全に閉じた世界じゃないだけ映画の中で対比ができるということと、あの立場に自分を置き換えることが可能な分、恐怖が伝わったという気がする。そのいう意味では『CUBE』よりは面白かった。

 あといくつか面白かったところを。

  • ゴードン先生が急に老けた感が出てくるところ
  • アダムの芝居
  • 鍵の在り処については教えてもらってなかったので意外にも、そういう繋がり方をするのかと
  • posted by なす at 23:05| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2005年08月26日

    ピースメーカー

    THE PEACEMAKER
    監督:Mimi Leder

     結構ドキドキして見てました。冷戦以後9・11以前の世界情勢だからこそ描ける作品だなと。ニューヨークに核弾頭が持ち込まれるなんて!
     アクションはカーチェイスとヘリからの銃撃戦およびその後の白兵戦。ニューヨークでの追跡劇。カーチェイスについては、ぶつけて逃げるっていうのが面白かったし、追跡劇もドキドキでした。
     ニコールキッドマンの水着姿も拝めますし。

     どうしても頂けないのは、ニューヨークで狙撃手が民間人を誤射するところ。不愉快でしかなかったです。そこだけがどうも残念なんですよね。

     あと描き方が中途半端だと感じたのは、ヘリが1機撃墜されたときの死者に対する思いとか。逆にボスニア人の犯人については、それほど多くは描かれていなかったと思ったのに、最後はきちんと感情移入できるようになっているのは、よくわかんないけど巧いです。犯人が弱々しそうでニューヨークでの挙動がおどおどしているところとか、変に哀れみを感じさせるのかもしれません。
    posted by なす at 02:30| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2005年08月20日

    アドルフの画集

    MAX
    監督:Menno Meyjes

     原題と邦題がかけ離れている作品第x弾。原題でこの作品を観る人って作品背景を知らずに観たりすることはあるんでしょうかね。『MAX』って全然観たくなるようなタイトルじゃないですよね?しかもその"MAX"は"maximum"の意味じゃなくて、主役のマックス・ロスマン(John Cusack)のことだよね?
     僕だったら「マックス」なんていうタイトルをたまたま通りすがりに観ようとか借りようとはしないわけで、「アドルフの画集」だからこそ借りてみようと思ったんですが。。。タイトルの付け方って難しいですよね…

     作品は美術がすごく綺麗で印象的でした。特にマックスの家と画廊。いいよなー金持ちって。でもストーリーは邦題が強烈過ぎて期待しすぎたのかもしれないかなぁ。

     あと世間が求める方向性と自分の内面がミスマッチしているのではないかと真剣に悩んでる人は、この映画観るとものすごく自分が嫌いになれます。ある種アドルフは元々生まれてこなければ良かったか、人生の選択に恵まれなかったという意味で、作品(フィクションだけど)の後日談としては史上最悪といわれる人物になっていくわけなので、俺もそうならないためにも、このまま世の中から消えたほうが幸せなんじゃないかと思わせます。考えすぎ、というか安易??

    #ちなみに映画を*借りる*ときって何を参考にするんですかね。全く予備知識がない場合は、キャストやスタッフを観たりするけど、やっぱ最初に箱を手にするためにはタイトルが重要だと思うんですよね。で、借りてみたら内容とかみ合わない印象を受けたりするんだけど、ある程度借りたいものを絞ってレンタルするほうが吉、なんでしょうか・・・
    posted by なす at 22:43| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2005年08月16日

    モーターサイクル・ダイアリーズ

    THE MOTORCYCLE DIARIES
    監督:Walter Salles

     映画館で見ようと思ってたのに見損ねた作品。期待度は高かったんだけど・・・

     若きゲバラの南米旅行を描いたものなんだけど、こういうのは原作を読んだほうがいいんだろうと正直思った。南米の景観と人々を音楽に合わせてみせてもらえるという意味では、あまり縁のない土地だし興味深いんだけど、映画としてエルネスト(ゲバラ)の心象とかを見ていこうとすると、結局ラストの川を泳ぐシーンからアルベルト・グラナードとの別れのシーン、そしてその後の文字だけで語られるエピローグさえあればいいような気がする。正直中途半端だと思う。

     最初と最後に
    「これは偉業の物語ではない。同じ大志と夢を持った−2つの人生が、しばし併走した物語である」
    と語る通り、この映画の中で何かが起こるわけじゃない。ゲバラがそこで何を見て感じたかを同じように観客に感じさせる映画なんだと思っていたんだけど、それだと少し物足りなさがある。期待しすぎたのかな・・・

    「この長い旅の間に−何かが変わった。その答えを見つけたいんだ
    僕らの視野は狭く偏りすぎていただろうか。僕らの結論は頑なすぎのか。かもしれない。」

     ただめちゃくちゃ旅に出たくなった。旅はいいよねー。金を使わない旅がしたい!
    posted by なす at 02:14| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2005年08月14日

    2046

    2046
    監督:Wong Ka wai

     不思議な世界。小説の世界と現実が交錯していて、その上チャウ(トニーレオン)の生活っぷりがごちゃごちゃしてるから、意味がわからなくなってきた。てゆうか全てが小説の世界ですか?

     映像作品としてみた場合、緑を基調とした世界を中心に進行していく中で赤や白い、またはモノクロなシーンが出てきて、色調はものすごくキレイ。同じ色の綺麗さでも『LOVERS』とかのようなビビッドな色使いじゃなくて、全体的にどんよりしていて淡々と語られる恋愛物語にはマッチしているかと。

     てゆうか恋愛モノだよね?宇多田ヒカルの『traveling』みたいな近未来はちょっと出てくるだけ。想像していない味を口にしたときほど不味いと感じる瞬間はないけど、そんな変な感覚が残った。途中で観方を変えてなかったら、30分くらいで観るのやめてたかもしれない。。

     チャンツィーは素敵。
     あと『花様年華』を観てないとわからないところもいっぱいあるらしいので、今度借りてみよう
    posted by なす at 14:55| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(3) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2005年08月13日

    パイレーツオブカリビアン

    PIARATE of the CARIBBEAN -THE CURSE OF THE BLACK PEARL
    監督:GORE VERBINSKI

    観ようと思ってたのに、なんでか見逃してたのよね。これを映画館で観なかったことに後悔、そして今の今まで先送りにしていたことにも後悔。。。

    ものすごく痛快。ストーリーも練られてるし、ワクワクドキドキしちゃうね。こういうアクションは好き。大人から子供まで楽しめるという点でさすがディズニーと感心してしまいます。
    posted by なす at 21:41| 東京 🌁| Comment(1) | TrackBack(3) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2005年08月09日

    es

    es
    監督:OLIVER HIRSCHBIEGEL

     めちゃくちゃ怖い…。映像とか関係なくただただストーリーに引き込まれました・・・
     最初は緩い感じで始まるんだけど、実験が始まってからはどんどんエスカレートしてくる看守の行動はマジで怖いです。死者とか出るし。
     どちらかというと、囚人の恐れの心理みたいなものを描いたものかと思っていたけど、それはあまり強烈な描き方にはなってなかったように思う。暗室に閉じ込められるタレクのシーンなどは囚人心理の一端なのかもしれないが、それ以上に看守が暴走を始めるという点でものすごく恐怖を感じた。
     一番大人しそうだった看守役のベルスがラストに至ると別人のようになる。大人しそうで真面目なほど信じられないような残酷なことをする、という意味で近年の犯罪事例に近いものがあるのではないかと。その端緒はタレクの「あんた臭いよ」発言なんだろうが、人間何にキレるかわかんないよね・・・その意味でタレクの発言はかなりの功罪だと思う。

     ただラストの一件落着感はどうかと思うんですよね。看守(特にベルス)に感情移入している人はあまりいないと思うんだけど、看守対囚人の構造で見ると囚人の勝利、そしてその後に余韻として続くタレクとドーラのカットを見ていると、最終的にこれはなんだったの?っていう感じが強いです。下手をすると心にわだかまりを残しながらも、すっきりして終わるという偽善的な後味の悪さが味わえます。
     だいたいにしてドーラが出てくる意味わかんないし。たまたま出会って寝ちゃった男と女がなんで最後までこうやって絡み合ってくるんだろうとか。

     ちなみに実際の事件は死者とかは出ていないらしいです。
    http://www.prisonexp.org/
    posted by なす at 01:15| 東京 ☔| Comment(2) | TrackBack(5) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2005年08月07日

    茶の味

    茶の味
    監督:石井克人

     春野一の役の子をずっと女の子だと思っていた僕は逝ってきたほうがいいんでしょうか・・・よくこんなボーイッシュな子を見つけてきたなとか感心して最後までずっと見てました(>_<)

     どのシーンを切り抜いても日本だなぁ、と感じさせるのはすごい。草むらに生える一輪の黄色い花のカットなんかもそれだけで日本だとわかるし。まあ、元々邦画で日本の田舎が舞台ということを知ってるから、そう思っちゃうというのもあるだろうけど、それにしてもキレイな映画でした。
     そのキレイな映像を崩すかのようにでかい卵とう○この逸話とか、電車の中で急にコスプレの撮影会が始まったり、はたまたすごく濃いアニメが流れたりとかするんだけど、それらを含めて石井ワールドなんですよね。
     そこには、石井さんが初日の舞台挨拶で言っていた、早いカット割でアクティブなものじゃなくて割とゆったりなファミリーものでコメディみたいなの、という言葉がそのまま当てはまるのではないかと。淡々と流れる中に奇妙さやおかしさをちりばめているというか、面白さを敢えて淡々と流していくというか。

     ところで、三谷幸喜はシチュエーションコメディを観客の笑い声が入ったコメディという風に定義づけていた。が、元々シチュエーションコメディは、シチュエーションそのもので笑わせるコメディ、つまり当人は至ってまじめなのにその状況自体が歪んでいるから、そこでまじめにすればするほど傍目には面白く見えてしまうという喜劇の形のことを指すらしい。
     茶の味はその意味で緩いシチュエーションコメディではないかと。

     ただ起伏が少ないので143分観つづけるのは疲れるかも。僕は土屋アンナが見られるから後半も中だるみなく見ちゃいましたけどね。
    posted by なす at 16:27| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(1) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2005年08月06日

    ヒトラー 〜最後の12日間〜

    DOWN FALL
    監督:OLIVER HIRSCHBIEGEL

     先週の日曜7/31に渋谷シネマライズで観てきました。こんなに混んでるとは思わなかった…早く着きすぎたのでお茶してから、チケット買ったら立ち見とか言われるし...orz まぁ一応座れたけど。

     戦後60年にしてドイツ人の手によって作られたヒトラー映画。これを僕がどう捉えていいのかは正直わかんない。日本人として太平洋戦争を見つめることはできるし、この映画を(日本における戦争そのものと現代日本人、はたまた日本映画との)対比として捉えることはできる。でも話題になる理由としての歴史的文脈上の価値というのは、ヒトラーやナチに対する考え方が当人たちに比べるとかなり薄い以上、何を言っても意味を持たないのではないかと・・・いやまあ、そもそも僕の意見なんて誰も聞いてやしないんだろうけど。

     映画そのものとしては映像的に見れば秀逸だと思う。地下要塞なんか−そこは戦争の匂いは少ないんだけど−暗くて重々しくて、前後関係なく地下のシーンだけ観るとサスペンスホラーでもみているような感覚になる。そこに地上での国民の愛国意識と粛清が織り込まれ、全体的な意味合いを強めていく。
     さらに邦題ではヒトラーの映画という雰囲気が強いが、実際にはヒトラーの死後、幕僚や女性たちの敗戦までが描かれる。というかヒトラーよりもそれに翻弄されていく彼ら彼女らの様々な表情はとても面白かった。例えばエヴァが自殺の間際に口紅を塗っているとき何を考えていたんだろうとか。
    posted by なす at 02:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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