2004年12月15日

演劇と映像作品の演出の違い

 まとまったら書き直してコレは消すかも

 映像、とくにテレビはそうだが、スケジュールががっちり決まっていて、その上スケジュールが押していることが多いため、演出家は処理屋になることが多い。
 映画やビデオはまだスケジュールを多くとるしクオリティに時間をかけるので、演出家が演出家として仕事ができる場所も多くなるが、それでもスケジュールが決まってから、そのスケジュール上で各カットの演出指示を出していくわけだから、カット単位での演出はどうしても流すところもあるだろうし、全てに納得できることはまずない

 演劇ではカットという単位は存在しない?シーン単位、アクション単位で俳優の動きに注文をつけたり、舞台装置の位置関係とかが演出家としての最小の仕事単位になるんだろうか。そこに時間の制限はあるだろうが、リテイクがしやすいという点ではスケジュールを圧迫しにくいかと思う
 もう一つ、演劇演出はどちらかというと監督的立場になると思うので、全体的な演出を見て演出を評価する(というか僕はそういう見方をしてた)。そういう見方だと映像の演出と舞台演出を同じ観点で見ててはダメかも

 映像は、多くの人が見るせいか、どちらかというと同じ題材を何回もやることは少なく(再放送は抜きで)、またより複雑な題材を選ぶ。舞台は数年、十数年単位ではあっても同じ題材をやるし、演じる時間の制限もあるだろうが比較的簡単な題材が多い(演劇の題材として詳しく知らないだけ、ということもあるだろうが)。そこが演出の力の差?
posted by なす at 01:41| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

走れメルス

演出:野田秀樹
シアターコクーン

 30分遅刻しての観劇。迷惑になるかなと思いながらも、やはり入ってしまった。前から5列目の真中から右寄りの通路席で、今回も上席。別に席にこだわっているわけではないんだけど(席にこだわるほど劇見ないし、お金もないし...あ、でも劇見ないからこそ一回一回は多少お金使ってもいい席でみるという考えも ;´Д`)とそれはともかく)、自分がいいと思える席で見られるのは観ている間充実した時間になるし、気分がいいです。

 途中からなので話には最後までついていけなくて、台詞もどういう意味なのかわからないものばかりで捉えきれずにいたので、白馬の王子様を最後まで信じる乙女の物語?とくらいに考えてたのだけど、パンフレットを読んでみると、青春歌集は何にでも置き換え可能な抽象性の高い物語ということでした。それでもメルスの世界がなんなのかはよくわからなかった。零子がなんなのかとか。たぶんその辺は最初の30分に話があったんだろうね... 芙蓉が作った物語があの世界という捉え方でいいのかな。思いがけない形でもう一回観たくなってしまった、深津絵里ももう一回見たいし(〃⌒▽⌒)ゞ

 しかしラスト、舞台中央前に倒れている芙蓉を抱えるスルメ。中央奥に大地主一行が固まって、その2箇所にスポットが当たっている、こういう画は演劇ならではだなぁ、とつくづく思ってしまった。演劇のスチール写真で見かけることはあるけど、今回演劇で使われるそういうカットの意義が理解できた気がする。映画でもドラマでも、おそらく絵画とかでもレイアウトとしては存在しても、そこを普遍的なカットとして存在し得るのは難しい(絵画の場合説明しづらいけど、構図としてはアリでも、構図そのものがそれのみで認められることはないのではないかといった意味で)。
posted by なす at 01:18| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月06日

イケニエの人

東京公演千秋楽に当日券入手していってきました。
作・演出:松尾スズキ 場所:世田谷パブリックシアター

 久々の三茶。数年前キャロットタワーに月に何度か出向いていたので、世田谷パブリックシアターの存在だけは知っていたのだけど、実際に中に入るのは初めて。つうか、演劇に興味を持ち始める前のことだから、逆にその頃はそこで劇を見る日がくるとは思ってなかったんですが...
 とりあえずあんまり変わってないです。正面(?)の入り口が喫煙から禁煙場所になっていたことくらいか?喫煙者はどんどん肩身が狭くなりますね。まあどうでもいいことですが。

 一応以下ネタバレ含むということで


 当日券ということもあってあまり席的には期待していなかったけれど、そんなに広い劇場でもなくて、見切れるようなところは背面に移っていたモニタくらい。手数先生の写真がきちんと見れなかったのは残念だけど、面白さは伝わりました。
 いや、しかし面白かったです。2時間があっという間でした。序盤、接点のないいくつかのストーリーとハチャメチャな演出と漫才(?)で頭が混乱しているんだけど、後半それらがいつのまにやら結びついているし、話も一応収束していく過程が見れるから、特に頭を使わずに順を追って整理しているうちに、終わっちゃった…っていう感じです。
 ラストはあんま救われないな、という気はするし、周りが拍手はじめてるから「あ、あれで終わりなんだ」という印象は受けたけれど、あんまりそこで立ち止まって考えるような終わりかたでもなかったし、きれいな終わりかたといえるといえるかな。
 今回の作品はあまり評判がよくないらしいけど、松尾スズキも初めてだし、阿部サダヲもクドカンもはじめての僕には、松尾スズキ(やガロ)に対してへのイメージが、視覚的に描出されたことに対して素直に感動してました。でも多くの人が認める松尾スズキらしさを今度は見てみたいな
posted by なす at 01:24| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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